Terza Via テルツァヴィアはシチリア島西部、トラパニの近くのカステルヴェトラーノに位置する特別なコントラーダ・ラトミエ地区の平均樹齢50年以上のオリーブの樹から作られましたが、中には200年以上の非常に古い樹齢オリーブの樹もあります。
ここの土壌は非常に痩せていて(栄養素、カリウム、有機物が少ない古く赤い地中海土壌です)このTerza Via (テルツァヴィア)で使用するノチェラーラ・デル・ベリーチェ種には完璧な土壌です。
結果として、根はそれ程深く育たず、横に大きく広がって張っています。
手作業による収穫の後、直ぐにオリーブ畑の隣にある採油所にてオリーブの実は、コールドプレス方法(低温30℃以下で採油する方法)にて優しく搾られます。大きなオリーブの樹は年に15-40kgの実の収穫が可能で、その約16%がオリーブオイルになります。
このオリーブオイルは酸化度が低く、非常にフルーティーで円やかな素晴らしい味わいであり、最高のノチェラーラ種を代表するイタリア最高のオリーブオイルの一つです。
この品種は世界で最も知られているオリーブオイルの品種の一つです。ノチェラーラ・デル・ベリーチェ種はその円やかで、強い香り、そして自然な抗酸化物質含有量の多さが特徴です。また別名が多い事でも知られています。マツァラ・ネッバ、ヌチッダーラ、オリヴァ・ツナ等がそれです。ノチェラーラ・デル・ベリーチェ種の産地はベリーチェ渓谷のカステルヴェトターノ地区、カンポベッロディ・マツァラ・デル・ヴァッロ地区そしてパルタンナ地区のトラパニ地方です。95%がこの地方で生産されます。この品種のオリーブオイルの酸度は非常に低く20-25%で瓶詰め後も非常に長持ちします。この品種はオイルとしてはもとより、食用のオリーブの実としても人気が有ります。色は緑から赤紫色、サイズは丸々として大きく、一粒6-8gの重量があります。収穫は10月中旬からで、収穫量はほぼ中ぐらいの量です。この品種から作られたオイルはアーティーチョーク、トマト、アーモンド、スパイスの香りが有り、少し苦味を感じます。ノチェラーラ・デル・ベリーチェ種は非常に痩せた土壌と相性が良く、この品種のオイルは間違いなくシチリアで最も興味深いオイルであり、イタリア全土で最も素晴らしいオイルの一つです。